保育士1年目のこと、7年間働いた私の経験

私は保育士として7年間保育園で勤めていました。
結婚を機に退職をしましたが、この7年間は保育士としてだけでなく社会人としても多くのことを学びました。

私が保育士になったきっかけは、中学生の時に授業の一環として保育園でこどもたちと触れ合うという時間があり、その体験がきっかけでこどもと関わることは楽しく、将来こどもに携わる仕事がしてみたいと思ったのがきっかけでした。  保育の短大を卒業し、晴れて保育士となりました。勤めた先は在園児が約70名程の比較的小規模な保育園でした。

保育士として、社会人としての1年は日々が新しい経験・勉強の出来事ばかりで毎日がめまぐるしく過ぎ、今振り返ると本当にあっという間の1年だったように思います。

私はベテランの先生と2人担任という形で、2歳児を受け持たせていただきました。短大の時の実習で、保育士の仕事はこどもたちと関われる楽しさだけでなく計画性やアイディア、書類などなどとても大変な仕事だということを感じました。なので、はじめは私がやっていけるのだろうかととても不安になりました。

”自分はベテランではないから出来なくて仕方ない”ということは当たり前のはずなのに、テキパキと仕事をこなしていく先生と比べてしまい、どうして私は仕事が出来ないんだろうと思うことも沢山でした。

自信の無さや不安はこどもたちにもすぐに伝わったようで、なかなか気持ちをわかってあげられないと、「OO先生のほうがいい・・」と言われてしまうこともありました。
仕事では気を張っていたので、帰り道に泣いてしまうことも数え切れないほどありました。
こどもたちが何を考えているのかわかってあげられない、慣れない新人という立場、苦手なピアノ、帰ってからの書類・・

次々にやってくる行事に向けての準備など、私には壁が沢山ありました。
しかし、その壁を1歩ずつ乗り越えていけたのはベテランの先生が私を見捨てず支えてくださったことと、こどもたちとのかけがえのない毎日です。

どんなに辛いことがあっても辞めたいと思わなかったのはその都度私と向き合って不安を取り除いてくださったおかげだと今でも思っております。

ベテラン先生は、こどもたちへの対応で悩んだとき、私の不安はすぐに察し、私の不安がなくなるまでずっと話を聞いてくださり、アドバイスをくれました。

先生の支えがあってこそ私はこの1年間を過ごせたと思う程です。
そして、子どもたちとの毎日は1年を振り返るとどの瞬間も大切な宝物になりました。毎日慌しさに追われてしまうこともありましたが、こどもとの関わりで、「こういう発想もあるんだな」と教えてもらうことが多かったり、出来なかったことが少しずつ出来るようになり、本人も誇らしげだったり喜ぶ姿を見るととても可愛く、わが子のように大切なこどもたちでした。
(そんなこどもたちももう小学校5年生なのですよ!)

何年経っても私にとって保育士1年目はずっと記憶に残る大切な1年になりました。

最後に、転職についてですが私の卒業した短大では「とにかく3年」と教わってきたので辛いと思うことも沢山ありましたが辞めるという選択肢はありませんでした。また、一緒に組ませていただいたベテランの先生にも1年目は初めてのことばかりだから失敗して当然。ということを悩んだ都度教えていただいていたので、辞めるという決断までには至らずに乗り越えられたと感じています。